コラム

突然、耳が聞こえなくなった!耳が聞こえにくくなる原因

最近、耳が聞きづらいと感じることはありませんか。
聞きにくさをまったく気にかけない方もいれば、病気のシグナルと心配する方もいると思います。しかしその症状、放っておいたら重症化する難病のサインかもしれません。今回は耳の健康診断の前編です。ぜひご自身の耳の状態を調べてみてくださいね。

《目次》                            
1 .あなたの耳の状態は
2. 問診からわかること
3 .聞こえにくいってどんな感じ?
4.難聴が認知症の原因にも
5.音量に注意しよう
6.抗酸化成分が改善の鍵
7.聞こえづらい方へ配慮すべきこと

あなたの耳の状態は

耳が遠くなると「聴きづらい」「聞こえない」「話の内容が聞き取れない」という表現がよく使われます。「聞こえにくさ」は、耳のどの部分に原因があるかによって大きく異なるので、まず自分の耳の状態を調べる必要があります。

問診からわかること

「1〜7」
現在の聴力、チェックが多くなるほど聴力の低下が疑われます。
「8」
中耳炎や鼓膜の損傷で起こる伝音難聴の可能性があります。
「 9〜13」
感音難聴の可能性があります。 加齢性難聴ともいい、年齢とともに起こる聴覚神経の障害が原因で発症します。
「 14〜17」
あなたの耳が聞こえなくなった時期を示しています。
「17」
突発性難聴の疑いが。すぐ耳鼻咽喉科を受診してください。
「18〜21」
聴力低下とともに見られる症状です。

聞こえにくいってどんな感じ?

耳の遠い高齢者に話しかけると、お年寄りの反応は 顔をしかめたり、何度も聞き返していませんか?
それは耳の状態にあっていない対応をしている可能性があります。

 私たちの体は、年齢を重ねると筋力が衰えたり、視力に問題が生じるのと同じように「聴く力」も低下していきます。 その状態は「大きな声なら聞こえる」や「声は聞こえるが何を言っているかはっきり聞き取れない」「音が聞こえない」などさまざまです。
聴力が低下すると、大声で話しかけられても音が明確に聞こえないため、会話が煩わしくなっていることもあります。 そのため話す側にもいろいろな工夫や対応が必要となります。

音が聞こえる仕組み

耳は外耳・中耳・内耳で構成されている器官です。一般に「耳」と呼ばれる見える部分が外耳で、耳の穴から顔の中心に向かって中耳・内耳と続いています。
私たちが普段聞いている音は、そのまま「音」として聞こえているわけではありません。内耳の蝸牛という器官内に生えている有毛細胞が音の刺激を受け、脳に電気信号として送ることで認識しているのです。


しかしアンテナのようなこの細胞は、年を重ねるとともに折れたり曲がったりして感度が悪くなります。これが多くの人を悩ませる加齢性難聴の大きな原因なのです。
有毛細胞が壊れると、耳鳴りを伴うことも多くあります。中には聞こえが悪くなるよりも先に加齢性難聴の初期症状として耳鳴りが発症する場合もあります。持続する耳鳴りがある場合は、耳鼻咽喉科を受診されるのをおすすめします。

「聴力を保つための健康習慣」を取り入れる方法は後編でお知らせします。ぜひ、ご一読くださいませ。

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