コラム

【デトックス】中からキレイになるためには?体に毒素をためない秘訣。

暑い暑いサウナでジーっと我慢して水風呂でヒンヤリ!

先日、久しぶりのサウナに入って、体の中のため込んだ毒素とストレスを解消できたかのような「整う」を実感してきました。

私のように「デトックス」のため、サウナや運動などで汗をかくという方も多いのではないでしょうか。

しかし、毒素をしっかり体外に排泄するためには、汗をかくことだけでは片手落ち。

今回は「デトックス」のためにも無視できない「大腸」と「便」についてお伝えしていきます。

毒素の約70%は便から排出

体に入った毒素は、約20%が尿から排泄されます。汗から排出される毒素はたったの3%です。

一方、便には体外に排出される約70%もの毒素が含まれています

つまり、デトックスをするために一生懸命汗をかいたところで、便秘をしていては毒素をしっかり排泄したことにはなりません。

とはいえ、適度な運動には腸のぜん動運動を活発にしたり、体内のエネルギーを作るミトコンドリアを活性化したりする働きがあるので、積極的に取り入れましょう。

ミトコンドリアの働きを良くするヒントは、コラム「食習慣と心の健康①」内でも詳しく解説していますので、ご興味があれば、ご一読ください。

腸に宿便がこびりついているってホント?

「宿便をドッサリ出す」なんて、謳い文句を目にしたことがある方もいるのではないでしょうか?

宿便というと、詰まった排水管のように、腸壁に便がびっしりとこびりついているイメージが浮かびますが、実際は違います。

大腸は常にぜん動運動をしつづけ、便を押し出し続けているのです。ただし、腸のひだの間に便が入り込んでしまうことや、S状結腸のカーブなど流れの悪い所に少しずつ溜まってしまう場合があります。

このような宿便がすぐに大きな病気を招くとは考えられていませんが、体内に毒素をため込んでおかないためにも、早く排泄してくことが大切です。

便秘が招くリスクとは

便秘になると体から毒素が出ていかないだけでなく、病気やさまざまな不調のリスクが高まります。

便が長く大腸にとどまると、悪玉菌が繁殖し腸内環境が悪化します。すると悪玉菌が作り出す毒素に腸壁がさらされる時間が長くなり、この時間が長くなるほど「大腸がん」を発症する恐れが高まるのです。

また、腸内の、便の水分が腸に吸収され続け、便はどんどん固くなります。すると、固い便を出すためにいきまなくてはならず、痔や脱肛なども起こりやすくなります。

さらに、腸に圧がかかることで腸壁に袋状の「憩室」というくぼみができてしまい、くぼみに便が溜まったり、「大腸憩室炎」を引き起こす恐れも…。

ほかにも、おなかのハリや、食欲不振にもつながります。食欲が落ちると便の量も減り、ますます便秘がひどくなる悪循環に陥ります。

食物繊維で便秘解消&デトックスを

 

食物繊維は、水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」の2種類に分けられます。

まず、腸の掃除に大切なのが「不溶性食物繊維」。ちょうどゴミを掃きだすホウキの役割となって、大腸内の不要物や溜まってしまった便をからめとり、体外へ排出します。

一方、「水溶性食物繊維」は、腸内で善玉菌の発酵により、体に良い働きをする「酢酸」「酪酸」「プロピオン酸」といった「短鎖脂肪酸」と呼ばれる物質となります。

水溶性食物繊維をしっかり摂取し腸内環境を整えることで、便秘の改善や、悪玉菌の活動と悪玉菌が作り出す毒素を抑える働きを期待できます。

健康と美容のため、食生活でしっかりと食物繊維を摂取して、体の中の毒素をしっかりデトックスしてくださいね。

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