コラム

くしゃみをすると疑われる!コロナ禍の花粉対策のポイントは?

今年スギやヒノキなどの花粉の飛散量は昨年に比べ東日本では1.8倍、西日本では例年とほぼ同じくらいとの予測が。

新しい生活様式で日常的にマスクをしているとはいえ、憂鬱ですよね。

花粉症は、誰でもかかる可能性があります。

しかも最近では発症の若年化が進んでおり、0〜18歳の花粉症デビューの年齢が平均7歳、発症率も大人と変わりません。
30歳で花粉症を発症し、今ではすっかりおじさんになった私でさえイヤで仕方がないのに、幼い頃からずーっと花粉で悩まなきゃいけない子供たちがかわいそうです。

花粉症の若年化が進んだ原因の一つは舗装された道路ばかりになってしまった市街地で、本来は土に還るはずの花粉が風に乗っていつまでも空中に舞い続けること。さらに自動車の排気ガスなどで汚れた空気とあわさりアレルギー反応を起こすのです。

できるだけ花粉に触れないように過ごすには

① 帽子・メガネ・マスクを身につけて

特に上着はウール、モヘア、ファー素材などは避け、ツルツルした素材(綿、麻、シルクやポリエステル)を選びましょう。

② 花粉は家に入る前にシャットアウト

衣服などについた花粉は、家に入る前に洋服や髪をはらって、室内に持ち込まないように注意しましょう。

③ 帰宅後はすぐに洗顔やうがいを

体についた花粉を洗い流しましょう。鼻の穴もしっかり洗います。習慣にすることで、風邪など、他の病気の予防にもなります。

④ 換気をする際は

窓は10センチくらいあけ、レースのカーテンを閉じたまま行うと花粉の流入量は1/4くらいになります。午前中に行うのがお勧めです。

注目!免疫の誤作動をとめるには…

クシャミなど花粉症の症状は、「免疫システム」の誤作動によるもの。本来、免疫細胞は、風邪や病原菌といった様々な外敵から、身体を守っています。
しかし汚れた空気や花粉の過剰摂取が続くと、ある日突然、誤作動のスイッチが入り、花粉症やさまざまなアレルギーを引き起こします。

この誤作動を止めるカギが腸。免疫細胞の7割は腸に集まっているため、腸内環境が整えば花粉症が軽減するといわれています。
そこでお勧めなのが納豆や味噌、漬物といった発酵食品。消化・吸収にも優れ、腸内の善玉菌が棲みやすく増えやすい環境に整えてくれます。
ぜひ毎日の食卓に発酵食品を1品、加えてくださいね。

最後に・・・花粉症?新型コロナどっち?

今や国民病ともいわれる花粉症は新型コロナと症状の共通点が多く見分けがつきにくく、対処に迷われている方もいるのではないでしょうか?そこで例年との症状の違いを見分けるポイントを図にまとめました。

※図のように喉や関節の痛み、下痢やだるさ、鼻水などの症状は花粉症ではない可能性が高いので、お近くの保健所、新型コロナ相談センターに電話をして指示を受けてください。

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