コラム

白米と砂糖は本質的には同じ?

「白い炭水化物」とは、白米、うどん、パスタ、白いパンなど精製された炭水化物のこと。

「茶色い炭水化物」とは、玄米、蕎麦(十割蕎麦や小麦の少ない二八蕎麦)、全粒粉の茶色いパンなど、精製されていない炭水化物。

違いは、食物繊維とファイトケミカルですね。

白米など白い炭水化物は、体の中で糖に分解・吸収されるので、本質的には砂糖と同じ。甘いお菓子を食べるのも、ごはん茶碗に盛られた白米を食べるのも、体にとっては同じようなもの・・・。

また、「食品関連業界は、省庁へのロビー活動が盛んなため、厚生労働省・農林水産省などが発する「ガイドライン」ですら、歪められてしまっている可能性が否定できない」との話まであるようです。

ご飯

厚労省と農水省が発表の「食事バランスガイド」という健康的な食事の指標があります。

そこでは、ご飯は1日茶碗3~5杯食べることを推奨しています。

運動不足の日本人にとっては1日2~3杯の白米で糖尿病のリスクが上がりはじめると科学的見地があるにもかかわらずです。

ということは、ご飯とは白米ではなく、玄米のことでしょうか。

2015年に厚労省が、玄米や麦など精米度が低い穀物を含む弁当やレストランのメニューに、「健康的な食事」というマークを付け、お墨付きを与えようとしました。

ところが、自民党の農水省関係の会合で、「白米の生産に影響が出る」との反対があり、取りやめになったとの報道が流れます。

一方で、玄米を毎日食べると、イタイイタイ病など腎臓障害の原因になったカドミウムと、発がん性のあるヒ素の摂取が多くなるから見合わせた、とも聞いています。

後者であれば納得です。が、いまの玄米と白米では国の規制もあり、カドミウム量に差はなく、腎臓障害は出ていません。ただし、ヒ素の含有量は玄米が50%ほど多く、そのため肺がんだけをみれば発症率はわずかに高いものの、統計学的には微差で、肺がんが増える、とはいえないようです。

生活習慣病のリスクが高い白米よりも、発芽させることで栄養素が増える玄米を、わたしは選びます。また、数時間水を与えて発芽させるので、カドミウムやヒ素などが多少なりとも洗い流せます。善悪よりも比較の問題です。

 

生活習慣病を抑える茶色い「痩せる炭水化物」か、糖尿病率が上がる白い「太る炭水化物」のどちらを摂るかという毎日の小さな選択は、あなたを病気から遠ざけたり、近づけたりしています。

食事量やカロリーを減らすのではなく、健康に悪いものから健康に良いものに「置き換える」ほうが、効果的ですね。

★こちらの記事では、老化と糖の関係が紹介されています!

評価をお願いします

関連記事