コラム

ケーキを食べても太らない?

脂肪や砂糖は不健康なの?

油脂と砂糖たっぷりでできたケーキは美味しそう! でも絶対に体に悪そうだし・・・。
たしかに、 脂肪や糖を食べ過ぎれば肥満になり、糖尿病リスクが高まるといわれています。

糖尿病になると、血液に糖があふれてドロッドロになり、将来的に心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気(糖尿病の慢性合併症)につながる恐れがあります。

食べても健康な人がいる!

ギリシャ南部のクレタ島に住む人々の脂肪の摂取量は世界有数ですが、健康状態も良く、寿命の長さは世界屈指。
キューバ人はアメリカ人より2倍の砂糖を摂取しているのに、3人に1人が糖尿病予備軍のアメリカより、彼らははるかに健康です。

これらの事例を見ると、脂肪や糖を多く摂取することが、必ずしも健康に被害を及ぼすとはいえないようです。

「腸内細菌」の役割

なぜ脂肪や砂糖の摂取が多くても、健康でいられる人がいるのでしょうか?
それは「腸内細菌」が関与しているからです。

腸内細菌は、食べ物を発酵させ、より良い形にして、腸に吸収させる役割をもち、カロリー吸収までコントロールしてくれるそうです。

さらに、生命維持に必要な酵素やビタミンを生産し供給、しかも免疫系を正常に保つ働きもあります。

リバウンドするのは当たり前!?

太らないための食事制限、ダイエットをして、逆に体重が増えた経験はございませんか。

長いこと無理な食事制限をすると、腸内細菌が弱って、数も種類も減ってしまいます。
すると体はあなたのために、
「どうしたの? なにかあったの?」
「栄養不足だ、もっと食べなきゃ死んじゃうよ」
と、空腹を呼び起こすホルモンを分泌し、体の脂肪を減らさぬよう信号を発することが原因です。

 腸内細菌の「多様性」

脂肪や糖を多量に摂取したとしても、健康のために働いてくれている様々な腸内細菌たちを維持、育てることが、スマートで健康でいられる秘訣のようです。

つまり、腸内細菌の「多様性」を保持する必要があります。
日頃の食べ物に気を使うのはもちろんですが、それ以外に。

運動と腸内細菌のコラボ

カロリーを消費するため運動をして痩せましょう、という単純なお話はつまらないですよね 😆

運動がもたらすもの。

それは、腸内細菌の組成に影響を与え、
しかも、免疫システムを刺激します。

また、日ごろの運動により、腸内細菌たちが体の錆を落とす「抗酸化物質」を合成してくれるというのです。
美にも健康にも役立ちますね。

運動のパワーを知っているのとそうでないのは、ヤル気も違ってきます。
歩かなくなった私たち。腸内環境のためにも、普段から太らない体を作っておきたいですね。

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