コラム

⑧不妊の原因は環境ホルモンやキャノーラ油?

近年、不妊に悩むカップルが増えています。もちろん、不妊に関する研究もすすめられており、ある程度の効果が期待できる治療法なども登場しています。

しかし、不妊を引き起こしている原因について、あまり考えたことはない、という方が多いのではないでしょうか?

そもそも、不妊の原因は女性側にあると考えている方も多いようです。もちろん、女性の健康状態などが原因で不妊体質となってしまうケースもありますが、男性側に原因があるケースは、じつに50%近く占めているといわれています。

男性側の主な原因として挙げられるのが、精子数の減少です。昨今の報告によると、この40年間に男性の精子は半分に減ってしまったそうです。さらには精子の奇形や運動しない物が増えています。

ところが、検査を受けずに「俺のせいじゃない」と高をくくり、女性に責任を押し付けている男性はとても多いのです。そのため、子供を授かることができないのは自分のせいだと悩む女性が増えています。

環境ホルモンが精子数減少の原因?

原因の1つに挙げられるのが環境ホルモンです。さまざまな物質がありますが、よく知られているのがダイオキシンでしょう。ダイオキシン類は廃棄物の焼却時に発生し、地面に降り注ぐだけでなく、川から海に広がっていきます。畑の野菜や魚介類は、相当に汚染されていました。

日本のゴミ焼却量はなんと断トツの世界一。世界の焼却炉の8割が日本にあるようです…。そして、地球のダイオキシンの半分が日本で排出されています。近海の魚などに含まれており、食事を通して体内に入ると、生殖機能の障害や、がんなどを引き起こすことがわかっています。

さすがに大きな社会問題として取り上げられ、高熱でゴミを焼却し、ダイオキシンの発生を抑えるようこの十数年工夫し、ダイオキシンの発生量は依然と比べれば、かなり減りました。それでも、日本はゴミ焼却量もダイオキシン排出量も世界一。まだまだ油断はできません。
※30㍑のゴミ袋、これを使い2日に1回程度、日本の各家庭でゴミ出しをします。他国では、それが週に1回であったり、2週間に1回だという事です。わたしたちのゴミの常識は、世界の非常識です。

キャノーラ油はダイオキシンよりも怖い?

私たち日本人の油の摂取量は増加の一途です。毎日のように料理にキャノーラ油やサラダ油などを使用しているという方も多いでしょう。また、それほど意識していなくても、加工食品やスナック菓子などにも油は多く含まれています。

じつは、動物の実験によると、キャノーラ油には強いホルモン作用があり、精子減少の原因が疑われています。しかも、その作用はダイオキシンよりも強いというデータもあるほどです。

普通に売られているからと言って、絶対に安全であるとは限りません。もしかすると、あなたが毎日摂取しているキャノーラ油などが、ご夫婦の不妊の原因になっているのかもしれないのです。毎日の食生活を今一度見直してみてはいかがでしょう。

ちなみに、キャノーラ油と菜種油は正確には違うものです。キャノーラ油の多くは名前からしてもキャナダ、そう、カナダから輸入されています。説明をするととっても長~くなるので割愛しますが、菜種油を選ぶのであれば、国産のものを選ぶといいでしょう。

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