コラム

伝統食を見直そう ~味噌 vol.2 ~

医者が考案した「長生きみそ汁」(小林弘幸著)という本がよく売れているようです。表紙の横にはガン・糖尿病・動脈硬化を予防「体の不調がみるみる消えていく」とサブタイトルが書かれています。この内容に、私は妙に納得したのでした。というのは、先述したように私が毎日とっていた味噌汁のおかげで、あの目もくらみそうな去年の猛暑を元気で乗り切ることができたからです。

私の主食は40年来続いている麦ご飯。合わせる味噌汁は昆布と煮干し、干し椎茸でとっただし汁に、具は油揚げと玉ネギをベースに季節の野菜やイモ類、海藻などを日ごとに交代で入れたものです。

 

農山漁村文化協会発行の「健康食みそ」に記載されている中から、『味噌の効能』について紹介したいと思います。

«味噌には驚異的な生菌効果がある»

第一に大豆タンパクが微生物によって分解されてできたアミノ酸で、次がリノール酸とビタミンE。これらが総合的に威力を発揮して、血管や体細胞、脳細胞の老化を予防するので、いつまでも若々しい体を保つことができる。

«味噌は血のめぐりをよくする»

「血のめぐりが悪い」というのは、脳の働きが悪いことを意味しますが、昔の人は実に理にかなった表現をするものです。脳には140億個もの細胞があり、そのひとつずつに血管が通って血液が送りこまれています。血管になんらかの障害が起こり血液が届かなくなると、その先の細胞は決して生き返ることはありません。脳細胞には再生や新生はないからです。血のめぐりの悪化が進むと、ボケ症状などが現れたりしますが、味噌に含まれている消化のよいアミノ酸やビタミンEが血管壁をしなやかにし、レシチンが脳細胞の老化を防ぎます。

«味噌はすぐれた整腸剤»

「食をたすけて一身を滋養する」とか「消化を引き出す」とあるように、味噌は昔から消化薬的な働きをする食べ物としても珍重されてきました。味噌の中の大豆タンパクは、発酵熟成の過程で20~40%がアミノ酸化されてスープ状になっているので非常に消化吸収がよく、その中には活性度の強い消化酵素がたくさんあり、他の食べ物の消化にも役立っているのです。

病知らずの【味噌】で、今年の夏を皆さんで乗りきりましょう。ポイントは、日頃から食すことですよ。

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