コラム

食習慣と心の健康②

だるい、やる気が出なくなってしまった、なんとなく落ち着かない、イライラする、もの悲しい・・・

何かがおかしいと感じたときに、あなたはその理由を説明できますか?
もし、あなたが普段信じている考え方がストレスの源だとしたら?
または、世の中の常識や「当たり前」と考えられているものがあなたの健康を害していたとしたら、どうでしょうか?

慢性的な不調が増えている

実は、メンタルの疾患が世界中で激増しており、先進国では、長期欠勤の理由でトップに居座り、骨折やがんなどよりも多くなっているのが現状です。

なかでも、「だるい」「眠りにくい」「気分が重い」といった、軽めの症状を訴える人が増えてきています。

さらに、メンタル疾患に限らず、「一応仕事はこなせているが健康ではない」といった慢性的な不調もすべての年齢層において増えてきているといいます。
しかも、原因のわからない慢性疾患が増加傾向にあり、このような傾向は人類の長い歴史においてもここ50年くらいのことです。

 

こうした事実から、私たちが当たり前に思っている生活は、必ずしも私たちを健康にしてくれるわけではないと考えることもできます。

多くの人々は、老若男女問わず小さな無理を日々重ねていて、そのストレスをさまざまな手段で紛らわしています。そして、その手段自体が心身にさらに負担をかけてしまうことがあるのです。

たとえば、アルコールやカフェインへの依存や、甘いものの摂りすぎなどが挙げられますね。

多種多様な栄養素をバランスよく摂取

ビタミンは、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、コルチゾールといった抗ストレス作用のあるさまざまなホルモンを産生・分泌をするために使われます。
日々の食事で、ビタミン類を意識的に摂取することが、ストレスから体を守るためには重要です。

ただし、みなさまご存じのように単体の栄養素だけを摂取すればよいというわけではなく、多種多様な栄養素をバランスよく摂取することが大切です。

さらに、理想的なのは、地元の土地でその季節にできた旬の食材を摂ることです。季節のものを食べることでからだのバランスが整いやすくなります。

また、食材はできるだけ丸ごと食べるのがいいでしょう。
野菜や果物の皮には栄養が詰まっていますが、とはいえ、普段の食事で皮まで食べるのはなかなか難しいですよね。
言歩木の酵素は、野菜や果物などを皮や種まで丸ごと酵素化していますので、毎日の健康管理にお役立ていただけます。

依存性があるものに要注意!

心地がよくても、依存性があるようなものはなるべく排除すべきでしょう。

たとえば、「ネットやSNSをやっているときだけが唯一の至福」「お酒があるから生きていける」といった、これさえあればなんとかなるという感覚は依存への黄色信号です。

もし自分が「依存しているな」と思ったら調整するしかありません。

アルコールやパチンコ、買い物、人など、依存の対象は、人それぞれ異なります。まずいなと感じたら、依存性のあるものには近づかないのが、ベストな行動です。

私個人としては、将棋を長時間指し続けることが多く、たしかに「将棋の時間だけが唯一の至福」と言えなくもないのですが、「楽しい趣味に没頭している」、しかも、将来の認知症予防のためにもなると言い訳をして、セーフと判断させていただきます(笑)。

温泉とマッサージの効能

就寝中は体温が下がり、発汗が起こります。したがって、寝具については保温性と吸湿性・放湿性のよいことが質のよい睡眠の条件です。人生における時間の3分の1は睡眠ですから、寝具はよいものを揃えたいものですね。

また、入浴、とくに温泉は血行がよくなり肩こりも楽になります。血行をおろそかにしていると、全身にくまなく張り巡らされた毛細血管が死んでいく恐れも。

ちなみに、マッサージには、血行促進効果のほか、自律神経を調整し、リラックス効果も期待できます。

なかでも、ツボに鍼を刺したり灸を据えたりする鍼灸は、体のさまざまな不調を改善してくれる方法です。

人生を楽しむことこそ

疲れたときに休みを取るのと同じように、人間は心もからだも緊張したあとは一度ゆるめなければ回復しません。
意欲や集中力はリラックスとセットです。根性とセットではないのです。

幸せな人というのは、
「こうしたら、もうちょっと幸せになれるかもしれない」
「もっと心地よくなるかもしれない」
「次はこうしてみよう」
と工夫をしながら、自分で出来ることを少しずつしていきます。

そういうことができるのは「楽しくて当たり前」というマインドセット、すなわち前向きにモノを考える意識があるからです。
このような心持になれるように、まずは色々と試してみるのがよさそうですね。

ひとつの基準となるのは、今していることをずっと続けたいと思えるかどうかです。
たとえば「あと半年の命です」と言われたときに、今と変わらない生活をしていこうと思えるような日々を過ごせていれば理想的。
こうした心持になる秘訣は「嫌なことはしない」。これだけです。

たとえば、「役に立つ人間じゃないと生きていけない」という呪縛から解放されることが必要です。
大切なのは「嫌だけどがんばる」より「いかに楽しくなるか」を工夫すること。

言うは易く行うは難し、と感じるのは、心が色々なことに束縛を受けているためです。ぜひ、ご自身にもう少し優しくされてはいかがでしょうか。

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