コラム

いびきは病気のサイン!大病になる前にチェックを。その1

「うちの主人、いびきをかいてぐっすり眠っている」。
それ、間違いです。
じつは、いびきをかく人ほど熟睡できていません。男性も女性も気づかぬうちにいびきをかいていて、家族や友人の指摘で知る方がほとんどでしょう。
このいびき、命に関わる病気が隠れていることもあるのです。

なぜ、いびきは起こるの?

いびきは睡眠中に、鼻やのどなど、気道の狭い部分が振動しておこる異常な呼吸音のことです。
私たちの体はあお向けに寝ると、舌の付け根がのどの奥に下がります。周辺の筋肉も弛緩するため、誰でも少しは喉が狭くなります。しかし、健康な人は寝息ほどの音しかしません。
ところが、過度の飲酒や疲労、風邪を引いているときなどに、よくいびきをかくことがあります。
こうしたいびきは一時的なものであり、心配はいりません。

原理は楽器と同じ

なぜ、いびきは大きな音がするのでしょう。
のどが狭まると酸素を十分に取り込めず、睡眠中に苦しくなります。すると人は無意識のうちに深く呼吸しようと力が入って、のどに振動が起こり、「ゴーゴー」や「ガー」といった音が出ます。これは笛など、細い管に空気が通ることで鳴る楽器と同じ原理。つまり狭い気道で生じる摩擦音がいびきの正体なのです。

いびきには「睡眠時呼吸障害」という正式な病名があり、睡眠中に十分な呼吸ができません。
個人差にもよりますが、「ガーガー」「ゴーゴー」と大音量で寝ている場合、健康な人と比べて血中の酸素量が30%も低下していることがあるそうです。

いびきで起こる呼吸障害が、日々の生活に支障をきたすことがわかってきました。

睡眠時無呼吸症候群と居眠り

高速道路を運転中、睡魔に襲われたことはありませんか。トラックのドライバーが居眠り運転をして大惨事というニュースもよく耳にします。
その原因として指摘されるのが「睡眠時呼吸障害」の重症版、【睡眠時無呼吸症候群】です。

この病気の特徴は、睡眠中にいびきをかいて寝ているうち、ピタっと音が消え、その間のどが塞がって呼吸が止まっているというもの。呼吸再開時にさらに大きないびきをかくこともあります。
こうした状態が続いていると、寝ていても脳や体は休息できません。そのため疲労が取れず翌日の生活に影響します。その典型が居眠り運転で、交通事故の大きな原因となっています。
普段からいびきを指摘されている、昼間に我慢できない眠気に襲われるといった状態が続くときは、次の自己診断チェックを行ってみましょう。

次回は生活習慣病との関係と手軽にできるいびき解消法についてお話しいたします。

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