日本人の食生活は、めまぐるしく変化しました。
欧米化した食事が当たり前となり、肉を食べる機会が増えていると思います。
自宅での食事はもちろんのこと、外食やコンビニなどに並んでいるお弁当も肉中心のものをよく見かけます。
ですが、このお肉中心の食生活が、私たちの健康を脅かす可能性があることは、以前に⑨動物性脂肪が「がん」「脳の老化」を!でお話したとおり、WHO(世界保健機関)が、動物のお肉や加工肉の摂取量が多くなると、発がんリスクなどを高めると発表しています。
■肉食アメリカ人の健康は危機的状況に
1960年代、アメリカの医療費は世界一となっていたそうです。がんや心臓病といった、命に関わる病気の患者が増え、国の崩壊が危惧されたほどというのです。
そこで、世界各国の研究者、学者によって大規模な調査が行われ、その結果がマクガバン報告として1977年に発表されました。
その報告によると、がんや心臓病の増加には、食生活の誤りが大きく関わっているとされています。
具体的には、肉や牛乳、砂糖などの過剰な摂取を問題視するとともに、精白しない穀物中心の食事を推奨しました。
そこには、昔ながらの日本食が高く評価されているんですよ 😉
この発表に、アメリカの食肉・乳製品業界が猛反発・猛反論。でも、さらに研究が続けられ、最終的に動物性食品はがんの最大の要因であると断定されたんです。
■肉食の悪影響はがんだけではない!
1990年代以降の研究によると、心臓病や、脳梗塞、糖尿病、骨粗しょう症、間接リウマチ、自己免疫疾患、アルツハイマー、白内障など、あらゆる病気に関係することも明らかになりました。
逆に言えば、動物性食品中心の食生活を改めると、多くの病気が予防できる、と書かれています。
この研究データが発表されているにもかかわらず、残念ながら、長いあいだ広く知られることはありませんでした。
上述の通り、さまざまな食品業界などからの反発とともに、そこに巣食う政治の圧力があったためといわれています。
だからこそ、みなさまにはご自身の健康を守るためにも、食生活を考え直していただきたいのです。
決して、いまの食生活は普通ではないのだと。
お肉には、たんぱく質や脂肪だけでなく、ビタミンやミネラルなども含まれています。ですが、やはり過ぎたるは……。
偏った食生活にならないよう、お野菜や果物、そしてお魚、さらには大麦や玄米などの穀物も加え、バランスよく食べてくださいね。
こんにちは!言歩木勤務歴10年のかみやまと申します★
管理健康栄養士などの資格を活用し、日々の健康に役立つ情報をみなさまにお届けできたらと思います。
健康的な生活を目指していますが現実は、よく食べよく呑みよく眠るです。。