清潔なのはとてもいいこと…私たちはそう考えてきました。
なぜなら、さまざまな細菌・雑菌が病気や健康被害を引き起こす原因になると言われているからです。
特に赤ちゃんは抵抗力が弱いとされていますので、除菌・殺菌は念入りに!という方も多いですよね。
しかし、それが健康に悪影響をもたらす可能性があることをご存じでしょうか?
年々、アレルギー疾患に苦しむ子供の数は増加し続けています。
その原因に、乳幼児期に細菌と触れる機会が減少したことが大きく関わっているというのです。
■過剰な清潔習慣が引き起こすリスク
3歳以下の幼児は土埃などを通じて、1日小さじ1杯ほどの土を食べていると報告されています。
しかし、現在の育児環境では、土に触れあう機会が減ってしまいました。
土や草に付着するさまざまな菌が、体内に入る機会が極端に減ることによって、免疫システムがうまく働かなくなってしまうリスクが高くなります。
近年、赤ちゃんが触れるあらゆる物が抗菌加工されていますね。
2015年に行われた調査によると、食器洗い機を使う家庭で育った子供は、湿疹やアレルギーぜんそく、花粉症の発生率が高いというデータがでています。
■抗生物質の使用には要注意!
乳幼児期の腸内環境はとても未成熟な状態。
そのため、むやみに抗生物質を使用すると、わずか4日ほどで腸内細菌の半分が失われてしまいます。
もちろん、しばらくすると回復しますが、菌の種類によっては失われたままになってしまうこともあるのです。
日頃からお医者様には「念のために、という理由で、抗生物質を使うのはやめてほしい」としっかりお願いすることはとても大切です。
本当に抗生物質が必要な時のためにも、なるべく使用は避けたいものです。
赤ちゃんにとって、細菌はとても重要です。
触れあう際には、過剰に除菌・殺菌をすべきではないと言えるかもしれません。
自然と触れ合うことは腸内環境を作るだけではなく、学習能力や想像力を高める大切な機会です。どろんこで遊ぶ姿は微笑ましいですね。
こんにちは!言歩木勤務歴10年のかみやまと申します★
管理健康栄養士などの資格を活用し、日々の健康に役立つ情報をみなさまにお届けできたらと思います。
健康的な生活を目指していますが現実は、よく食べよく呑みよく眠るです。。