「野菜先食べ」は皆さんご存知ですよね。それに対して「三角食べ」と「口内調味」があります。これは和食の特徴の1つです。
「三角食べ」とは、主食、主菜、副菜を順に少しずつ食べる食べ方。
そのうえで、口の中を空にせず、次の食べ物を口に入れ、混ぜあわせて味の広がりを楽しむ食べ方が「口内調味」です。
前回、塩分のことについて触れましたが、実は、三角食べをすることで減塩も期待できます。
食材を素材に近い状態で食す和食は、どの食材を選んで口の中で混ぜ合わせるかで、味のバリエーションが広がります。
ところが、最近テレビや雑誌で、糖尿に良い、太らない、などと言われている「野菜先食べ」の方が増えていますね。皆様はいつもサラダから食べていますか?
じつは野菜先食べをするとヘモグロビンA1cが下がると言われていますが、その根拠となったエビデンスには、からくりがあったのです。
2つのグループに分けた研究結果では、食材の内容が違っていました。
野菜を先に食べた群は、そうでない群に比べると、野菜が63㌘も多く、果物は73㌘少なく、お米も68㌘少なくなっていたのです。
「野菜先食べ」の効能
確かに野菜を先に食べると決めてしまえば、野菜を食べない食事ではなくなりますし、野菜の摂取量は増えるでしょう。
主食の食べ過ぎも防げると言うわけです。しかも、野菜はしっかり噛んで飲みこむため、ゆっくり食べることにつながります。そうした意味で、早食いの人には「野菜先食べ」が適していると思います。
「三角食べ」と「口内調味」
普通の食事であっても、野菜を食べ、主食の食べ過ぎを防ぎ、ゆっくり噛んで食べるのであれば、三角食べでも目的を達成できるでしょう。
三角食べでは一度に口に入れる量はわずかです。それをひと口ごとに楽しみます。
大量に頬張ったり噛まずに飲みこんだりせず、食事の味わいや楽しさを大切に考える人には、三角食べと口内調味がお勧めです。
糖尿管理・健康には、野菜先食べも、三角食べ&口内調味で食事を楽しむのも好ましい食べ方です。
また、塩の強いタラコやすじこ等の食べ物であっても、口内調味を楽しみながらしっかりと噛んで食べる事は、胃壁を傷つけないことにもつながります。
漬物などが大好きなわたしは、三角食べと口内調味で食事を楽しんでいます。
こんにちは!言歩木勤務歴10年のかみやまと申します★
管理健康栄養士などの資格を活用し、日々の健康に役立つ情報をみなさまにお届けできたらと思います。
健康的な生活を目指していますが現実は、よく食べよく呑みよく眠るです。。