以前、縄文時代の日本人について取り上げた時、遺骨の年齢から長寿の方が多いことが分かりましたね。
当時は感染病や事故、病気、戦争などにより天寿をまっとうできなかったのですが、そもそも人の寿命は、今も昔も遺伝子により120歳くらいとなっています。
女性は何故、男性より長生きなのかは、子供や孫、そして同じ部族の子供たちの面倒を見るため、男性より寿命が長くなるよう定められたと書いたことがありましたが、そのメカニズムが、最近の研究でさらに明らかになってきました。
(女性の進化と寿命の秘密⇒https://kotohogi-kenko.com/4947/)
ミトコンドリアは、女性を優遇!
100倍の酸化力を持つ猛毒の活性酸素ヒドロキシラジカルは遺伝子を傷つけますが、哺乳類は一般的にオスのミトコンドリアDNAに比べて、メスのそれは4分の1しか酸化されず、遺伝子が傷つきにくいといわれます。
そして、酸化を防止し無毒化するスカベンジャー酵素も、やはりメスの方が2倍も強いのです。
女性ホルモンのエストロゲンがカギとなる
女性ホルモンのエストロゲンは、ヒドロキシラジカルの前段階である過酸化水素という活性酸素が多くなる段階で指令を出し、細胞の核に入り込み、スカベンジャー酵素を多く作るよう仕向け、活性酸素を除去します。
ある程度の活性酸素は体内に必要で、それ以上になると細胞を守るためにエストロゲンが命令するという、人の身体の協調性があらわれています。
細胞を守るはたらきがあるというわけなのですね。
遺伝子的にも女性は優先されている
エストロゲンを持つ以外にも、女性は遺伝子的にも優遇されています。
尿素を合成するために酵素が使われるのですが、この酵素の遺伝子はX染色体にあります。
男性はX染色体とY染色体を1つずつ持っていますが、女性はX染色体が2つあるので、1つに支障が出ても体を守ることが出来ます。やはり、女性は、天が味方しているようですね。
ちなみに、細胞の核の遺伝子は、父親と母親の遺伝子を1つずつ受け継いでいますが、細胞内のミトコンドリア遺伝子は、母親からしか伝えられていません。
精子には父親のミトコンドリア遺伝子はあるのですが、精子が泳いでいくときに鞭毛を激しく動かすので活性酸素が生じ、DNAが損傷を受け、短くなってしまうことがあります。
そのまま伝えると、健康な受精卵を育てることが出来ないため、受精すると精子のミトコンドリアを消去するメカニズムが構築されたと考えられます。
女性は色々な面で優先されています。選ばれしは女性の遺伝子なのですね。
とはいえ、女性は閉経などもあり、女性ホルモンは次第に減ってしまいます。 体内で処理しきれない酸化を防ぐには ポリフェノールなど抗酸化物質が豊富な野菜・果物をしっかりと日頃の食事で取り入れたいです。
言歩木の山野草醗酵酵素には、3千種を超えるポリフェノールや、女性ホルモンに似た成分(エクオールやイソフラボン)は546種類と豊富に含まれます。
女性ホルモン不足を補い、乱れがちな体調を整える効果も期待大です。体の内側からアプローチして細胞レベルから酸化を食い止めましょう!
こんにちは!言歩木勤務歴10年のかみやまと申します★
管理健康栄養士などの資格を活用し、日々の健康に役立つ情報をみなさまにお届けできたらと思います。
健康的な生活を目指していますが現実は、よく食べよく呑みよく眠るです。。