世界一の発酵食品大国と言われる日本。
大豆を発酵させた味噌や納豆が代表的ですが、古くから家庭で親しまれてきた『ぬか漬け』も栄養価はピカイチです。
栄養価が高い理由、それは野菜を手軽に食べられることよりも『ぬか床』にあります。
王道の野菜はもちろん、肉や魚なども漬けられる万能調味料でありながら、カラダに嬉しい乳酸菌や酵母菌がいっぱいなのです。
とくに、ぬか床に繁殖する酪酸菌は胃酸に強いので生きたまま腸に届きます。
食物繊維を善玉菌のエサに変える働きでビフィズス菌や乳酸菌の繁殖を促してくれますよ。
腸内環境を良くする微生物が増えればお通じも良くなり、自ずとお肌や髪など目に見える部分でも嬉しい変化が期待できますね♪
今回は、菌の力で腸内の健康を保てる日本のスーパーフードの作り方をご紹介します!
基本のぬか床
【材料】
・生ぬか 1kg
・自然塩 130g
・水 1L
・かつお節 8g
・昆布 5cm四方を3枚
・唐辛子 お好み
・捨て漬け野菜(キャベツの葉、ニンジンの皮など)
※菌を増やし発酵を促すために使用します。
容器は冷蔵庫に入れても臭い移りしにくいホーローがオススメ
【つくり方】
①生ぬかに塩を加えてざっくり混ぜ、水を少量ずつ加えながらかき混ぜていきます。
②ぬかにかつお節、唐辛子を混ぜてから捨て漬け野菜を入れ、昆布を刺してぬかをかぶせ、空気を抜くようにして押さえてあげます。1日1回かき混ぜ、捨て漬け野菜は4~5日で取り替えましょう。それを4~5回くり返したら出来上がりです。
ぬか床が完成したらお好みの食材を漬けていきましょう
春野菜だと亜鉛・カリウム・食物繊維などが豊富に含まれているたけのこ、秋は芋の中でも低カロリーが嬉しい長芋がオススメ。季節にあった食材は、その時期特有の体の悩みを解決する手助けをしてくれます。野菜以外だと燻製のようにほんのりぬかが香るゆで卵が私は好きです。殻を剥いて丸2日漬けてみてください。
菌の力と漬ける食材の相乗効果で毎日の健康と家庭の味を手に入れましょう♪
手軽に買えて手間もはぶける市販の漬物もありますが要注意!
時間がたつと味を変えてしまうという理由からなかには菌を死滅させているものも・・・。
栄養もたくさん摂れて安心して美味しく食べられる、自宅で作ったぬか漬けが断然オススメです。
是非、作ってみてください(^^)
こんにちは、健康管理士の柴田です。小学生の息子はスナック菓子大好き盛り。そうなると、食事での栄養バランスがより一層体をつくる要になっていきます。我が家での食事で気をつけている点、旬の食材をつかったおすすめの料理と、お役立ち情報などを発信できればと思います。