梅雨どきに発生するカビ。病気や不衛生な印象がありますが、中にはペニシリンのように人間に大きな恩恵をもたらすカビもあります。今回は、カビにまつわるお話をご紹介します。
<目次>
1.カビの生えたチーズが食べられるのはなぜ?
2.身近なカビの種類
3.注意!!絶対に食べないで
カビの生えたチーズが食べられるのはなぜ?
パンとブルーチーズに生えている青カビは同じ種類。しかしチーズにカビが生えてもほとんど毒素を産生せず、仮に産生しても発酵・熟成の過程で毒素が分解されて消えてしまいます。ところがチーズに生えたカビをパンに移すと毒素を産生する可能性があるそうです。ちなみにカビは青カビだけで300種類以上!そのほとんどが有毒で、食べられるのはごく僅かです。
身近なカビの種類
注意!!絶対に食べないで
私の子供の頃、餅に生えたカビはそこだけ削って焼いて食べれば大丈夫って言っていましたが、これは大間違い!!米や餅、パンなどに生えたカビは毒性が強く、加熱調理しても毒が分解されないので、絶対に食べてはいけません。とくに黄色やオレンジに変色した米や餅のカビ毒はアフラトキシンといい、天然ではもっとも発がん性の高い毒素なのです。口にしないよう注意しましょう。
次回は日本の麹カビを研究した偉人のお話をご紹介いたします。
健康管理士の松渓(マッケイ)と申します! 若い頃はスキー三昧の日々を送っていましたが大ケガをして引退。そこから健康のありがたみに目覚めました。皆さまの日々の暮らしに「ちょっと役立つ」情報を随時発信していきますので、参考にしていただければ幸いです。
残念ながら、25年ほど健康関連の業界に身をおく私からすると、世にあふれる健康情報の中には「?」と首をかしげたくなる内容も。そのため、つい辛辣な言葉もでてしまうことがあると思いますが、どうかご容赦くださいませ。
評価をお願いします